おひつじ座の新月 4月5日 【環境と関係の方程式】

4月5日、太陽は西へと傾き夕日に変わる頃、月はおひつじ座で新月を迎えます。

先月の宇宙元旦を得て、一番初めに新月を迎えることになるおひつじ座は、12星座のトップバッターを飾り、春分に値する一年の始まり宇宙元旦を迎える星座でもあります。

すべてにおいての『スタート』を司るおひつじ座は春の訪れを告げる菜花の初々しさや冬籠もりから目を覚ました木々たちが若葉をつけ始めるようなフレッシュさを感じさせます。

春という季節は街をさくら色に染め、人々の心に彩りを与えてくれますが、春の彩りは時に不安定な一面も顔を出します。

新しい環境へと移り変わるこの季節は未知に対する希望を連想されますが、同時にフレッシュさや初々しさの中にある不安定な部分を隠すことはできません。

初々しさとは先が見えない危うさと隣り合わせですから、安定を見出だすには定着が必要になります。

新しい環境が作り出す【関係】によって生まれる『始まり』が定着するには少し時間を要しますが、それは後に自分の居場所へと形を変えて行く儀式のようなものでもありますから、しっかりと時間を使って見出だす必要があります。

新しい関係に時間を費やすことは面倒な思いと隣り合わせにいることを否定はできませんし、億劫に感じる人も少なからずいるのではないでしょうか?

しかし、今年の宇宙元旦のテーマは【心機一転】ですので、環境と関係が掛け合わさってできる儀式を今年は不安定さよりもフレッシュさを感じれるようになってるのではないかと思うのです。

私たち人間社会は人々との関係で成り立ち、今たっている場所も関係が作り出してきたものです。

切っても切れない生きていく中で必要な【関係】という儀式を少しでも柔らかいものであるように初々しさとフレッシュさで楽しめるように、星たちはちからを貸してくれているようなそんな新月となりそうです。