おとめ座の新月 9月10日 【確かめるための休息】

本日 9月10日、月はおとめ座新月を迎えます。
物事の分析を得意とするおとめ座の世界ではいつでもどんなときでも、光が途切れることはありません。
どんなものからでもどんな状況からでも一筋の光を見つけ出すことができます。

大海原を漂う船が嵐に舵を取られたとしても、灯台の灯りを見つけだし港に帰ってくることができるのです。

思わず目を反らしたくなるような現実に直面しても光を見つけ出せるのは、ユーモアな発想で分析を重ねることができるからなのかもしれません。

現実を見つめる分析力と今を楽しむユーモアな発想を兼ね備えているおとめ座は「調整」や「治療」の役割もテーマの一つとして担っています。

特に今回の新月では「価値観」や「手中」の部分に【調整】のエネルギーが働きかけそうな雰囲気です。

物事には表と裏が存在します。
物心が芽生えた時から共に過ごしてきた価値観にも、大人になるにつれ増えていく嗜みにも必ず「表裏」が存在しています。

物事に関わろうとしたとき裏側がほんの少し見えてしまうことで一歩が重くなる事もあれば、予め裏側を知ることで物事ととことん向き合える場合もあります。

同じ「裏側」でもユーモアな発想を心がけることでその裏側は「表」を際立たせるものとして捉えることができるかもしれません。

「持っているものいないもの、得意なもの苦手なもの、経験したこと知らないこと」も【表と裏】ですから、すでに「手の内にあるもの」の裏側を知ることは【自分の気持ちを確かめるため】に必要なセルフカウンセリング方法の一つではないかと思うのです。

「興味の矛先」はどこにあり気持ちはどこに向かっているのか、物事を「こなす力」が生きるところはどこにあるのか…

猛暑の夏も終わり、秋が始まろうと季節は流れていきます。
流れと共に忙しさが増してくることに心が追い付かない人も、荒れ果てた大地のような所に立っている人も、荒波の海を漂うような経験の最中にいる人も…
その中にある静けさを見つけることができるのだと信じて…

しっかりと休息をとること。

満月までの2週間は【しっかりと休息をとる】ことにフォーカスすることが大切になるのではないでしょうか。

その休息は体を労るだけでなく、自分の気持ちを【調べて整える】ためにとても重要なセルフカウンセリングの時間であること。を教えてくれているようなそんな新月になりそうです。

うお座の満月 8月26日 【人のちからが与えるもの】

8月26日、夜空を包むかのように光を放ち始める頃、月はうお座で満月を迎えます。
12星座の最後を飾るうお座は【海】を司り、海原のようにどこまでも果てしなく境界線のない世界を連想させます。
深い海の底にはどんなものが秘められているのか、未知の世界に住むうお座のパワーをもってすれば知らず知らず作ってしまう境界線さえも意図も簡単に超えていけるのです。
それゆえにうお座には「心の浄化」や「救済」など、壮大なテーマが用意されています。

今回のうお座の満月では人々や仲間、サポーターなど【人のちから】が際立つような、【人が持つ力】を再認識させられるような満月になりそうです。

例えば「救済」という形で考えたとき方法は一つとは限りません。
医師や薬を開発する研究者もそうですし、不自由な人を助ける盲導犬やボランティア活動も形の一つです。

生きているからこそ毎日、幸せの隣に住んでいるわけではありません。
真っ暗な闇のようなところに取り残された時、誰かの掛け声で光を取り戻したり、差し出された手によって止まりかけていた時間が動き出したりするのは【人のちから】がとても大きなものだからではないでしょうか。

もしも、特別な魔法が使えて心を操ることができるとしたら…人々は幸せに過ごせるのでしょうか?

魔法によって簡単に心をリセットするのと、苦しみの中にある恩情に出会いながら少しずつ回復していくのとではどちらが幸せなのでしょうか?

答えは一つではありませんが、人々の心は魔法にではなく人の心にこそ従うものだと私は思うのです。

誰かの言葉によって、誰かの手によって暖められて「浄化」されていくこと。

たくさんの誰かと共にこの先も生きていけること。

そんな私たちは【恵まれている】ということを改めて思い出させてくれるようなそんな満月になりそうです。

「今がある」ことに思いを馳せながら、満月の夜を「感謝」と共に過ごすことが何よりも【心の浄化】になるのかも知れませんね。

しし座の新月 8月11日 【心で繋がる小さな世界】

太陽がギラギラと輝きその陽射しは容赦なく降り注ぐ8月、月はしし座で新月を迎えます。

しし座を象徴するものはまさしく太陽そのものでいつでもどんなときでも「ここにいるよ」と光を放つその存在はパワフルで夏の陽射しのような力強さを感じさせます。

その力強さは意志を通してクリエイティブに表現され、周囲に与える影響力は絶大なものとなり「リーダーシップ」という位置付けがしし座を象徴するテーマに含まれているのです。

今回のしし座の新月ではリーダーシップの形にフォーカスされているように感じます。

弁護士や政治家のように【物理的な変容】に繋がる方法で置かれている状況や原因の問題解決に力を注げるような、直感や本能といった無鉄砲さではなく、高い知能を持ち合わせた行動力と揺るぎない自信が造り出すきちんとしたもの。で解決に導くような凛としたものを感じるのです。

弁護士や政治家を考えると組織など「大きなもの」を連想してしまいますが、あくまでも【小さな世界】を造る上でのリーダーシップですから問題解決の鍵は裏工作や建前ではなく【心】にあります。

心で動き、心で造るものだからこそ動かせるものがある。

多くの心を動かすのはいつでも【心】が鍵となっている気がするのです。

【小さな世界】をディズニーランドに当てはめたとき、答えは一目瞭然ではないでしょうか?

テーマパークを建設する意図はどこにあったのか確かめる術はありませんが、アニメーションの世界からテーマパークの建設計画に熱中するようになっていったのは【クリエイティブな心】が思考と調和したからこそ原動力に繋がり完成へと近づいていったのだと思えてしかたありません。

だからこそ訪れたものは魅了され心を動かされるのではないでしょうか。

【小さな世界】は一つではありません。

住んでいる街、会社の部所、家庭、それぞれの【世界】で滞っていた問題や状況、原因は【心】で動くことで解決へと導けるかもしれませんし、長い間討論を重ねてきた問題があるならば、勝つか負けるかではなく【誠実な心】にスポットをあてることで何かが見えてくることもあるのかもしれません。

誰もが納得の行く形で解決をすることは難しいことのように思いますが、少なくとも、その心に動かされる人は必ずいるよ。と教えてくれるような…
そんな新月になりそうです。

みずがめ座の満月 7月28日 【大きな視点でとらえる成果】

7月28日の朝、蝉の合唱が響き始めるころ月はみずがめ座で満月を迎えます。

毎朝、朝日を迎えるたびに盛大に鳴き始める蝉たちの声は『ここにいるよ』『生きているよ』と存在を確かめ合うかのようにも聞こえます。

私たち人間にとってはたったの7日間が蝉たちにとっては一生になる7日間。
その7日間で役割を担い、義務を果たし、後世へと命をつなぎます。

ただただ、本能のままに日々を過ごしているだけかもしれませんが・・
命あるものとして、生きるための努力を惜しまず精一杯生きようとするその姿は【生きていた証】を得るための信念を感じさせられますし、時代を超えて尚【受け継がれていく命そのもの】が精一杯生きた【成果】なのだと、主張するかのように懸命に今を生きているように見えるのです。

長く生きられる者からすると蝉は命をつなげるためだけに生まれてくるようなもので悲観を連想させます。

ですが、大きな視点で物事をとらえることができたなら悲しみは幻でとても意義のあるものだと、成果の形も思いもひとつではないことに気付けるかもしれません。

私たちの今は、
自分の力で勝ち取ってきた今。ととらえるか。
時代を生きた者が残した何かで成り立つ今。ととらえるのか。

自分の為だけに生きる今。なのか。
誰かと共に生きる今。なのか。

【大きな視点】を【私たちの今】で考えたとき、お大きな視点は【後者】となり、命を守る先進医療や医学の発展はまさに【後者の視点】でとらえることで現れた成果とも考えられます。

病を治す薬一つにしても、完成するまでに多くの者が関わりたくさんの努力が形となっていて、今を生きる者が後世にバトンを渡すかのようにジェネリック医薬品が生まれていくのではないでしょうか。

結果は努力次第で変わる。といった考え方も素晴らしいものですが、結果のとらえ方ひとつで変わるものもあると思うのです。

今の時点で出ている成果や現状をどのようにとらえるのか。
物事を大きな視点でとらえた時、見えてくるものはどんなものなのか。

見えてきたものに思いと意思が同調することで感性は研ぎ澄まされ活性化につながっていく。

【今あるもの】の展開は活性化することで発展していくものですから、【大きな視点】をテーマに起こる今回の満月をほんの少しでも意識して過ごすことで何か嬉しいことに繋がっていくようなヒントに出会えるかもしれません。

満月の朝は少し早起きをして蝉たちの楽園に足を運んでみるのも面白いですし、合唱に耳を傾けてみるのも楽しいかもしれませんね。

素敵な満月になりますように・・。

かに座の新月 7月13日 【心で創られる形あるもの】

来週7月13日、月はかに座で新月を迎えます。
今回の新月は『目指す場所』に位置するところで起こり、尚且つ天空図上の星の配置によりなんと……!
六芒星が形作られる特別な新月です。

六芒星は「天界」と「地」が正しく結ばれることを意味し「あらゆる世界を実現する」ことを示すもの。として考えられている形ですので「実現する力」を借りるにはこれ以上ない程に最適だと言わずにはいられません。

特に新月のエネルギーはフレッシュなものなので、お願い事をしたり、新しいことを始めるのに最適であると占星術の世界では読み説かれています。

新月』と『六芒星』が織り成す【豊穣】の力を是が非でも味方につけたい今回の新月のテーマは【心で創られる形あるもの】です。

国を納めることに奮闘する国王が一番大切にしていることを【人々そのもの】とした場合、国王はどんな政策を試みるでしょうか。

知恵を使い、裏を読み、言葉を巧みに操って事を納めようとしたのなら…
人々の心はどのような思いを抱くでしょうか?
知恵や言葉は使い方を間違えると心が見えなくなってしまう根源となることもあります。

権力こそ弱いものを守るためのものと考え、惜しみ無く最大限に使い、何よりも心で動くことを大切にしたほうが人々の心を満たし、国そのものが輝くことに繋がる気がするのです。
権力者の慈愛は心をよく掴み、その人々の心こそ平和な国の源になるのないでしょうか。

【心】は捉えられない【形のないもの】であるがゆえに満たすことは安易ではありません。
だからこそ誰かのためにと慈愛の精神で動くことで喜びを感じたり、心の繋がりを感じることで心が満たされて初めて実態としてとらえられる一種の魔法のように素敵なことが起こると思うのです。

慈愛の心で、形のない心で動いたからこそある実りは【形あるもの】となり、心で始まったものだからこそいつしか誰かの言葉によって紡がれていき、【心が造り出したのもの】は幸せの欠片へと姿を変えて世界へ広がっていくのではないでしょうか。

心の実りと物質的な実りを促す豊穣のかに座新月

六芒星」の恩恵を感じたいと望むなら、願いを形あるものとして望むのなら、純粋な心で誰かのために動いてみることが一番の近道になるのかも知れませんね。

アストロロジーなおはなし 【火星の逆行】6月27日

火星は約2年と2ヶ月ごとにおよそ2ヶ月間逆行に転じます。
火星はとてもストレートな星なので、思考力ではなく本能的な動きを司ります。
活動的なので活力の元である血液とも深い関わりがあります。

そんな火星が逆行するとテーマである行動や情熱、力、やる気などが屈折して表面に出やすくなります。

・暴走してしまって空回り・攻撃的になり喧嘩や口論を突発させる
・血の気が盛んになり、事故やトラブルを引き起こす

など、ケガなどにも十分に注意したい期間とも言えます。

なんだかいつもよりスムーズにいかないな。と思うことが出てきた場合は自分の中の【攻め】の部分を見つめ直す期間として、逆行期間中は【守り】の姿勢でのんびり過ごしたり、慎重な言動を心がけることが一番大切なことになるのかもしれません。

少なくとも大きな決断を下すようなことは避けたい時期ではありますが【過去にやり残した課題】などが浮上し、再チャレンジするチャンスや場面が巡って来る事も【火星逆行期間】には多いにあり得ること。
あくまでも目的意識をしっかり持ち、ゴール地点を強く意識することを前提にチャレンジすることが重要です。

【最終目的の確認】や【計画を練り直す】ために改めて周囲の意見に耳を傾け【受け入れてみる】ことはラッキーアクションの一つとして有効ですし、身体を動かす事に意識を向け運動をしたり「肉体改造」にチャレンジすることもとても有効ですので引き締まった肉体を手に入れるには最適な時期とも言えます。

この様に人々に少なからず影響を与える【火星の逆行】は先日27日に始まりました。

みずがめ座からやぎ座の位置にまで遡る今回の逆行期間は主に【関係性】をテーマに8月末まで続きます。

【関係性】は時に良くも悪くも人生を左右してしまうものです。
その中でも【依存性】が高い関係は悪影響を与えてしまうことも。
自分の足でしっかり立てるように、流されないように、築いてきた土台や始まりの場所をしっかり確かめることや見直しを心がけること。
契約やビジネスパートナーについても再度きちんと確認しておくことも重要な事のように思います。

そして逆行開始から約1ヶ月後には【火星逆行中】の火星が7月28日に起こる皆既月食の満月とぴったり重なるという大きな事が待ち構えています。
強制的に何か大きな結論が出てしまうような、何か意味のある満月になりそうなのです。
その結論が素敵なものになるようにぜひ心がけたいものです。

話は少し変わりますが6月28日に行われたW杯のポーランド戦での日本は【火星逆行】ドンピシャではないかと、個人的には感じてなりません。

応援する側と挑む側との温度差が生じてしまうような試合になったのではないでしょうか。

【攻め】ではなく【守り】の姿勢で【ゴール地点を強く意識すること】。

この心がけが今後の試合にどのような影響を与え、結果をもたらすのか星読みの立場から見てですが密かに楽しみで仕方ありません。

およそ15年ぶりに地球に最接近する火星がどのように影響を与えるのかは…はかり知れないものですから。

アストロロジーなおはなし 【夏至】6月21日

夏至】は太陽がかに座の0度の位置に入ること差し、占星術においての夏至は第二のターニングポイントと呼ばれています。

占星術の世界から見て、3月の【春分の日】は宇宙元旦
と呼ばれ宇宙規模での始まりは1月1日ではなく【春分の日】として考えられているのです。
春分の日は太陽がおひつじ座の0度の位置に入ることを差し、この時点で宇宙規模での一年が始まります。

その始まりを担う春分の日から約3ヶ月が経過すると【夏至】を迎えることとなり約3ヶ月後には【秋分の日】が待ち構えています。

春分の日】【夏至】【春分の日】【冬至】それぞれ太陽がこの位置に入る時の星の配置からその年のイヤーカラーやラッキーアクションなどを読み解くこともでき、大まかな一年間の流れを把握するチェックポイントとして考えられる所も興味深いところです。

夏至】を第二のターニングポイントとしてとらえた場合、言葉で表現するならば【春分の日】を『start』【夏至】は『begin』です。

『start』は~はじまり【動いていく】~
『begin』は~はじめる【一歩を踏み出す】~。

今年の【夏至】は6ハウスで迎えることになりますので春分の日で始まった何かを自分の中で整理することで
一歩を踏み出すことができるのではないでしょうか。

夏至】が持つ『begin』の力を最大限有効活用してほしいなと思います。

この【夏至】を迎え、丁度一週間後に起こるやぎ座の満月でも『begin』の力をとても感じることができそうですし、約3ヶ月後に待っている【秋分の日】に向けても今できることを精一杯楽しみたいですね。