みずがめ座の満月 7月28日 【大きな視点でとらえる成果】

7月28日の朝、蝉の合唱が響き始めるころ月はみずがめ座で満月を迎えます。

毎朝、朝日を迎えるたびに盛大に鳴き始める蝉たちの声は『ここにいるよ』『生きているよ』と存在を確かめ合うかのようにも聞こえます。

私たち人間にとってはたったの7日間が蝉たちにとっては一生になる7日間。
その7日間で役割を担い、義務を果たし、後世へと命をつなぎます。

ただただ、本能のままに日々を過ごしているだけかもしれませんが・・
命あるものとして、生きるための努力を惜しまず精一杯生きようとするその姿は【生きていた証】を得るための信念を感じさせられますし、時代を超えて尚【受け継がれていく命そのもの】が精一杯生きた【成果】なのだと、主張するかのように懸命に今を生きているように見えるのです。

長く生きられる者からすると蝉は命をつなげるためだけに生まれてくるようなもので悲観を連想させます。

ですが、大きな視点で物事をとらえることができたなら悲しみは幻でとても意義のあるものだと、成果の形も思いもひとつではないことに気付けるかもしれません。

私たちの今は、
自分の力で勝ち取ってきた今。ととらえるか。
時代を生きた者が残した何かで成り立つ今。ととらえるのか。

自分の為だけに生きる今。なのか。
誰かと共に生きる今。なのか。

【大きな視点】を【私たちの今】で考えたとき、お大きな視点は【後者】となり、命を守る先進医療や医学の発展はまさに【後者の視点】でとらえることで現れた成果とも考えられます。

病を治す薬一つにしても、完成するまでに多くの者が関わりたくさんの努力が形となっていて、今を生きる者が後世にバトンを渡すかのようにジェネリック医薬品が生まれていくのではないでしょうか。

結果は努力次第で変わる。といった考え方も素晴らしいものですが、結果のとらえ方ひとつで変わるものもあると思うのです。

今の時点で出ている成果や現状をどのようにとらえるのか。
物事を大きな視点でとらえた時、見えてくるものはどんなものなのか。

見えてきたものに思いと意思が同調することで感性は研ぎ澄まされ活性化につながっていく。

【今あるもの】の展開は活性化することで発展していくものですから、【大きな視点】をテーマに起こる今回の満月をほんの少しでも意識して過ごすことで何か嬉しいことに繋がっていくようなヒントに出会えるかもしれません。

満月の朝は少し早起きをして蝉たちの楽園に足を運んでみるのも面白いですし、合唱に耳を傾けてみるのも楽しいかもしれませんね。

素敵な満月になりますように・・。