うお座の満月 8月26日 【人のちからが与えるもの】

8月26日、夜空を包むかのように光を放ち始める頃、月はうお座で満月を迎えます。
12星座の最後を飾るうお座は【海】を司り、海原のようにどこまでも果てしなく境界線のない世界を連想させます。
深い海の底にはどんなものが秘められているのか、未知の世界に住むうお座のパワーをもってすれば知らず知らず作ってしまう境界線さえも意図も簡単に超えていけるのです。
それゆえにうお座には「心の浄化」や「救済」など、壮大なテーマが用意されています。

今回のうお座の満月では人々や仲間、サポーターなど【人のちから】が際立つような、【人が持つ力】を再認識させられるような満月になりそうです。

例えば「救済」という形で考えたとき方法は一つとは限りません。
医師や薬を開発する研究者もそうですし、不自由な人を助ける盲導犬やボランティア活動も形の一つです。

生きているからこそ毎日、幸せの隣に住んでいるわけではありません。
真っ暗な闇のようなところに取り残された時、誰かの掛け声で光を取り戻したり、差し出された手によって止まりかけていた時間が動き出したりするのは【人のちから】がとても大きなものだからではないでしょうか。

もしも、特別な魔法が使えて心を操ることができるとしたら…人々は幸せに過ごせるのでしょうか?

魔法によって簡単に心をリセットするのと、苦しみの中にある恩情に出会いながら少しずつ回復していくのとではどちらが幸せなのでしょうか?

答えは一つではありませんが、人々の心は魔法にではなく人の心にこそ従うものだと私は思うのです。

誰かの言葉によって、誰かの手によって暖められて「浄化」されていくこと。

たくさんの誰かと共にこの先も生きていけること。

そんな私たちは【恵まれている】ということを改めて思い出させてくれるようなそんな満月になりそうです。

「今がある」ことに思いを馳せながら、満月の夜を「感謝」と共に過ごすことが何よりも【心の浄化】になるのかも知れませんね。